夏向き温泉~北上中
熱いですね。一昨年辺りから6月の真夏日が多くなり、今年は更に更新し5月でも真夏日。
こんなに熱くなると早や冷泉が恋しくなります。
もっと早くこのトピを立てるべきでしたが、遅くなってしまいました。
夏の北海道では、バイクや車でのツーリングを楽しまれている方にお出会いする事も多いのですが、皆様どんな温泉に立ち寄られながら、北海道を目指していらっしゃったのでしょうか?
という事で、私の主観で夏向きかなと思えるお薦め温泉を、九州から北上しながら、挙げさせてみて頂きたいと思います。
無論皆様から「こんな所があるよ」と教えて頂ける事をお待ちしておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
ではまず鹿児島の夏向き温泉よりスタートして行きます。
①霧島湯之谷温泉湯之谷山荘
西園寺様の今のネーム写真にされているこの温泉は、私も大好きな温泉で、
炭酸泉の冷泉と硫黄泉の高温泉があり、此処にしか無い(かも知れない)
湯遣いが嬉しい。それは魔法の様に簡単な方法で、自分好みの湯加減の温泉
に浸かれてしまう。勿論、冷泉との交互浴は無限ループ。
落ち着いた木造の浴舎とかけ流しの白濁湯は、至福をもたらしてくれます。
②湯川内温泉かじか荘
宿の名前通り、河鹿蛙の美しい鳴き声が響き渡る宿でしたが、経営者が変わ
り、日帰り入浴しか無くなってしまいました。
が、足元湧出の優しい温泉は変わらず。澄んだ綺麗な湯に、ポコポコと大き
な水泡が舞い上がります。
ぬる湯のため以前は加温槽もありましたが、今は無く源泉のみで冬季も営業
熊本水害でこの辺りも大被害を受けましたが、復活の温泉です。
続いて宮崎県へ
③湯之谷温泉
源泉の冷泉は高濃度炭酸泉で、浸かると我が身がサイダー瓶の様。
冷泉温度が低めなので、加温浴槽との交互浴にもちょっと心構えが要るかも
ですが、冷泉に身を沈めるとその気持ち良さに病みつき。
とにかく日帰り入浴客が多く、日帰り客優先的な宿なのが宿泊者には残念。
画像1.霧島湯之谷山荘 2.かじか荘 3.(宮崎)湯之谷温泉
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29.ぬるゆの名湯その⑥青荷温泉
今回訪れたのは真冬で、温泉はかなりぬるく、露天風呂は超ぬるく寒い程だった。
更に、瀧見の湯の露天風呂は閉鎖されていた。
かろうじて温かく感じて気持ち良く入れたのが、健六の湯だった。
総ヒバ造りの天井が高く、窓も大きく明るく広い浴室は、夏季シーズンは緑を映す事だろう。
ドバドバと投入される温泉と静かな浴室。
冬は日帰り入浴客が車で訪れる事が出来ないので、入っていたのは連泊のお客さんだけで、4か所ある浴場はほぼ貸切利用だった。
単純泉であり冬はかなりのぬるさだったが、これなら夏でも熱いということは無いだろう。
春や秋なら丁度気持ち良く、ぬるめの温泉として入れるのではないだろうか?
青荷温泉の良さは何といっても自然の風景と共にあると言う事だろう。
携帯は圏外となり、しばし静かに自然と向き合い、夜はランプの灯りで過ごしてみるのも良いかも知れない。
日帰り入浴でも送迎車を利用できるのも嬉しい。5時間ゆっくり過ごすことができ、ランプが下がる広い無料休憩室では、頼んだ昼食を摂ることもできる。
28.ぬるゆの名湯その⑤栃尾又温泉
36℃のラジウム源泉で有名な栃尾又温泉。栃尾又温泉というのは、自在館・宝厳堂・神風館の3件で共同利用している温泉を言い、今回は湯治の宿神風館に宿泊し、源泉に間近い下の湯と、高齢者や足の悪い方でも利用できるようにと造られた奥の湯、そして上の湯に入ってみた。
36℃源泉であるが、下の湯、奥の湯では湯底に連なるパイプの穴より加温された温泉が出ており、上の湯は加温槽と繋がっており、いずれの浴槽も体感的には37℃程に感じた。
幾分下の湯が源泉に近い分湯温が低く感じられたが。
冬季でも、湯の冷たさや浸かりにくさは全くなかったので非常に浸かりやすかったが、やはりしばらく浸かっていると加温槽が恋しくなり、交互浴を行う事になった。
長く浸かるとラジウム源泉であるため、湯温は低くても良く温まっているのだろう。浴後は何となくポカポカとしていた。
ぬるゆの名湯としては確かに名湯なのだろうけれど、これが夏となると36~37℃はとても暖かく、浸かった時の心地良さが得られず、夏向き温泉とも言い難い。
夏に気持ち良いのは何といっても33℃源泉で、栃尾又温泉は冬でも入れるぬるゆ、もしくは春・秋に心地よい温湯と言う事になるのかも知れない。
27.ぬるゆの名湯その④帯広の極上モール泉、丸美が丘温泉
帯広で本物のモール泉巡りをしていた際に訪れた、丸美が丘温泉ホテル。
源泉は2本あり、42℃程の大浴槽と別に37℃の小浴槽に、それぞれの源泉が掛け流されています。
共にヌルツルのとっても上質な温泉ですが、中でもこの37℃の温泉が非常に心地良いのです。泡付きも見られる優しい湯は、浸かっていると眠って行きそうになるくらいです。
じっくり浸かるため痛みに非常に効果的で、熱めの温泉との交互浴をたまに取り入れながら、エンドレスで浸かれる至福の温泉。
源泉温度は年中変わらないそうですが、夏は湯温が更に低く感じられ、冬は逆に温かく感じられるのは不思議です。
大浴場は音更町を見下ろす高台にあり、前面に広がる広大な窓からは、四季の木々の移り変わりや、宿泊すると夜明けの色合いの変化が見られます。
地元では非常に人気の温泉であり、日帰り入浴中心の素泊まり宿でもあるため、ゆっくり静かに温泉に浸かれるのは早朝のみとなりますが、四季を通して訪れられ、いつ訪れても気持ち良い温泉が待っている宿です。
丸美が丘温泉、全国のぬるゆの中でもかなりお薦めの温泉です。
26.夏向き温泉北上中~ぬるゆの名湯、その③寺宝温泉
㊻新潟県のぬる湯の名湯と言えば、一番先に浮かぶのは貝掛温泉だと思うが、
私は行っていないので、今回は寺宝温泉というモール泉らしき湯を紹介。
こちらも「ぬる湯の名湯」と言うキャッチコピーの温泉で、日帰り入浴が中心の宿である。
宿の造りはビジネスホテル風の湯治宿で、部屋には流し台があるが、何種類かの御膳料理があり、注文したら部屋に運ばれてくる。
朝食も同じシステムで、私は釜めしを頼んだ。
アメニティは浴衣がレンタルで、300円で作務衣が貸し出され動き易くて良い。
部屋代だけで1人1泊4800円だったので、選んだ料理にも寄って値段が変わってくるが、私の場合は2食と浴衣で8200円となった。
湯治宿と銘打ってはいても、日帰り入浴中心であるため、宿泊しても日帰り入浴時間(8時~20時)の前後1時間しか、宿泊客のみで入ることはできず、朝入った時は、内湯の1つは加温槽であるためまだ溜まりきってもいなかった。
浴場は男女で日替わり入れ替えとなり、宿泊当日の人気風呂は露天の檜風呂で、翌朝は大岩をくり抜いた岩風呂。
この巨岩風呂は源泉かけ流しのぬる湯でもあり、見るからに雰囲気が良い。
両浴室にある広めの露天石風呂も、源泉かけ流しであり、湯筒からは湯温調整のための、湯であったり水であったりが投入されているのかと思っていたが、後で知ったが旧原泉の単純冷泉だったようだ。
地元の方は夏でも少しでも暖かい湯船に浸かりたい様で、加温された檜浴槽や内湯の方が人気のようだった。
内湯に2つ並ぶ浴槽の1つは、源泉のようだが泡付きは無い。
泡付きが感じられたのは露天風呂で、見るからに気泡が湧き出ている投入口。この辺りに陣取ると、湯底から湧き出るアワアワ感が感じられ、非常に心地よい。微泡で白く泡立ちツルツル感もあり。
そして、コーヒー色の湯色と香りはしっかりモール泉。しかし、温泉成分表には腐食値の記載は無かったが・・。
新源泉が39~40度のナトリウム‐塩化物泉であり、メインはこちらの湯であるようで、浴後の身体はポカポカとし、冬でも良い温泉だろう。
ただ、宿としてはあわただしく、当然情緒も何も全くなく、日帰り施設に泊まらせて貰ったといった風であった。
本数は少ないが寺宝温泉というバス停が目の前にあるので、新潟駅からアクセス的には到達しやすい。
25.夏向き温泉北上中~叶屋旅館の館内
和モダンな館内写真
24.夏向き温泉北上中~ぬるゆの名湯②沓掛温泉の宿
㊺沓掛温泉には宿が2軒あり、1軒はこのサイトにもある満山荘ですが、今回は共同湯の真ん前にある叶屋旅館に宿泊してみました。
理由としては言わずもがなコストが安いと言うことと、もう一つは目的が共同湯であったため、近い宿を選びました。
叶屋にはお風呂が無く共同湯を利用するのかと思っていましたが、宿にも2つの温泉浴室があり、浴槽の大きさが違うだけで造りは全く一緒の浴室でした。
湯は勿論沓掛温泉の源泉かけ流し。すなわち共同湯と同じな訳です。
しかし、明らかな違いがあります。それは圧倒的に投入量が少ない。
叶屋の風呂は、沓掛1.2.3号線をブレンドした温泉で、小さな筒からチョロチョロと源泉がかけ流されています。その分浴槽も小さいので直ぐ溜まるのかも知れず、入った時に溢れ出しが無いと言う事はなかったですが・・。
2つの浴室は1時間ごとの予約制となっており、ボードの空いている時間に部屋名を書き入れ、貸し切りで使用する仕組みになっています。
何故か小さい浴室の方が人気が高く、若干硫黄の香りがするかなといった感じ。
浴感的には36度程の不感温度の温泉で、泡付きが凄いと書かれていたりしていましたが、泡付きは見られず。小さいほうの浴槽はよくよく見ると、薄泡ベールの様な泡が付着しているようでもありましたが・・
単純アルカリ泉ですがヌルスベ感無く、投入量の少なさからか泉質的には何だかイマイチ・・
貸し切りで入れると言う事だけが良かったかも。
冬場は、加温されるそうです。
同じ沓掛温泉でもこの後に入った共同湯の湯がかなり良かったため、こちらはしょぼく感じてしまいましたが、この宿の良さは温泉と言うよりも、宿としての快適さ。これに尽きると思います。
客室はわずか5室。若ご夫婦で営まれるお宿の館内は、全体に和モダンで休憩室などとても良い感じ。何処も綺麗に清掃されているので、気持ちが良いです。
客室ではWi-Fiバッチリ、エアコン、扇風機付き。アメニティは浴衣とバスタオルはレンタル。
フリードリンク制で、部屋にはポットもなく、自炊室から湯や飲み物は、運ばなければならないが、コーヒーなどセルフで飲める。
トイレ、洗面所は共同であるのだが、特にコロナ対策に気を使っておられ、何とトイレが各部屋1つずつ割り当てられており、滞在中は指定されたトイレだけを使用するという、ナイスな仕組みになっている。勿論ウォシュレットだし!
これらの面を考えると、特に女性には好感度抜群の宿とも言えるのではないだろうか。
素泊まり湯治宿ではあるが、隣に食事処が在ったり(火・水定休)出前を頼んだりもできる。
長野の青木村という何だか雰囲気の良い、不便でない田舎には移住者も多く、このお宿を経営されている若ご夫婦も、初めは関西から移住されてこられ、その後どういういきさつかこのお宿を継ぐ事になったそうだ。
わざわざ見送りに飛び出して来てくれた、ご主人の笑顔が嬉しい宿だった。
23.夏向き温泉北上中~ぬるゆの名湯①沓掛温泉共同湯
㊹長野・沓掛温泉共同湯・小倉の湯は、同じ青木村の田沢温泉と並ぶ程の、地元では人気の湯で人が絶えません。
何がそんなにと思い入ってみて成程~。35度の1,2号源泉のぬるゆ浴槽は、ドバドバ源泉かけ流しで、ザバザバと浴槽から湯が溢れ続けていました。
こりゃあ~気持ちいいわあ。浸かる人の顔もほころぶ筈です。
長方形の浴槽に並ぶ、もう一つの正方形の浴槽には、39度の新源泉・3号泉の湯が満たされ、こちらは弱硫黄泉でもあるので、かすかな濁りが見られ、かすかな硫黄の香りも。
冬季はこちらの小さいほうの浴槽を加温するそうですが、今はまだどちらもぬる湯源泉かけ流し浴槽での、交互浴を楽しめます。
クリアな湯が、浴槽の水色タイルを反映してとても綺麗だし、何といっても多量に流れ出て行く湯を眺めながら、温泉に浸かれると言う贅沢が、ここではたった200円で叶えられているのです。そりゃあ人気の筈ですね。
9時~21時の営業で火曜日定休。
22.夏向き温泉北上中~旅行者全員今なら3000円引きの至福冷泉
㊸長野・佐久海ノ口温泉和泉館は、昔はこの辺りは海だったので海ノ口という名が付いている駅の、裏手にあった。以前は4軒の宿が在ったそうだが現在は和泉館1軒になってしまっている。
源泉は33.5度のナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩・塩化物泉で、浴感はツルツル。
泉質と合わせ、加温槽含めどの浴槽にも鉱石が入れられてあるためか、phは6.6であるにも関わらず、いずれの浴槽もツルツル感が強い。
夏に入る冷泉としては、私的には33℃という湯温が浸かりやすく、浸かって「あ~気持ちいいー」と感じ、いつまででも浸かっていたいと思わせる温泉であり、夏の至福となる。
源泉冷泉槽は小さく、湯筒から透明な源泉が投入され、湯船の中では半透明の茶色となり、茶色の湯花も浮かぶ。
口に含むと塩味と僅かな甘み、その後苦味を感じこれはマグネシウムによるものかと思う。
浴槽は3つ並び、真ん中は冷泉と加温槽どちらからもの湯が入る様な造りになっている。
加温槽は39~40度程で、循環なのか溜まり湯なのか不明だが、湯垢が浮いておりイマイチ。
露天風呂もあり、僅かに加温した源泉を僅かずつ投入している様だが冷たい。
交互浴を何度か繰り返したが、夏なら源泉だけでも十分に気持ち良いというか、出たくない気持ちになる。
浴後はサラッとし、暑すぎずポカポカ感程度なので、汗が出ず心地よい.これが冷泉のメリット。
男性浴場は、円形の加温槽がありスッキリとした綺麗な感じで、こちらの方が女性浴室的とも言える感じがした。
何処となく薪を焚く香りがしていたが、宿の裏手に薪小屋があり、温泉の加温には薪を使っているようだ。そのためか温泉が柔らかい感じがする。
また、宿から数分の所にある源泉湧出場所を見に行ったら、何とドバドバ源泉掛け捨て状態となっており、ひどく勿体ない感じがして、湯船を作ったら野天風呂となるのにと思ったが、宿の人いわく「地域の住民の方が利用しているので、そんな事はしない」という事だった。勿論誰でも源泉を持って帰る事はできますが。
10時チェックアウトで出ようとしたら、入れ替わりにチェックインして来た常連さんグループと行き違い、一体何時がイン・アウトの時間かと尋ねたら「入りたいというのを断れない」と、かなり融通を利かせて貰えるようだ。
会計時宿泊料が3000円引きとなっており驚いたが、「南牧村」からの補助だそうで、何と嬉しいことに全国何処からの旅行者にでも適応されており、まだしばらくは続くそうだ(ただし食事付きの宿泊に限る。朝食のみでも可。)
何処の温泉地へ出かけてもその県や地域限定の割引ばかりであり、残念な思いをしながらも諦めていたので、思いがけずの割引が殊更嬉しかった。南牧村有難う!
1人泊2食付き5000円台で泊まれました。そうでなくても、アクセス良くコスパ良好な温泉宿でもありますが。皆様この期間に是非どうぞ。
21.夏向き温泉北上中~炭酸冷泉・昭和の珍宿
朝六荘の画像
20.夏向き温泉北上中~炭酸冷泉・昭和の珍宿
㊷岐阜・下島温泉朝六荘へは実のところ、日帰り施設ひめしゃがの湯へ入りたいがため宿泊した宿だった。結構ブログに挙げられている方が多いので個性的な宿ではある事は感じていたが・・
その1.和式トイレの水を流したら、カエルが飛び出した。
カエルも突然の洪水に驚いただろうが、私もギャッと声を上げた。
その2.浴室の脱衣かごの中に雨漏りが・・
風呂から上がったら脱衣かごの中に雨漏りがしていた。何とまあ、こんな事が起こる訳?
その3.浴衣が男臭い。
クリーニング済みの浴衣ではあるが、夫の加齢臭と同じ臭いが染みついていて、実に臭かった。これはクリーニングの問題なのか?はたまた年季が入り過ぎてクリーニングでも落ちないのか?
確かに宿泊客は男性客ばかりだった。そう言えば送迎時にご主人が「若い女の人は綺麗な所を好むから、うちには来ない。来るのは何十年来の常連夫婦か、高齢の客だけだな」と言われたので「私も昭和人間ですから」と言ったら、アハハと笑っていたっけ。
その4.女性浴室に棲む茶色のキリギリス?
湯船に浸かっていたら、スイーと音がしたので、扉が空き女性客が入って来たのかと見たが誰もいない。ん?とするとまたスイーギーと音がするので振り向くが誰もいない。んん?
扉を見ると上に、足の長い大きな茶色の虫が止まっているではないか。もしかしてコイツ?!
スイーギースイーと鳴きよった。
で、虫嫌いの私にとって風呂から上がり、ドアを開ける時が大問題。下手に急に扉を動かしてコヤツが驚いて、羽を広げて襲って来られては大変なので「そっち行って」と小声でささやきながら虫が動くのを待つ。と、虫の方もジリジリと移動して行ったので、バッと開けて飛び出た。
ホっ
この後ご主人が風呂に入りに来たので、虫の事を伝えると「秋の虫がな~」と言っていたので、外へ放り出しておいてくれたかもと期待して翌朝浴室へ。
脱衣室へ入ると、スイーギーと大きく鳴く声がするが、これはきっと外からだろうと思って、扉を開けたらまだ同じ所にいた。ハぁ
目を向けながら浸かる。何となく2日目はちょっと親しみもわいて、スッチャンなどと呼んでみる。
よく見てみると、大きな茶色の虫ではなく、緑色も覗いていたので、ハハーンこれは温泉成分が付着して羽の色が茶色に変色したキリギリスなのかと思った。へ? だから良く鳴く秋の虫。
さあ上がろうかと思ったら、スッチャンの方が私が上がるのを察したのか、ジリジリと動き出した。と言うか、扉を開けて隙間に挟まれてはいけないと、身の危険を感じた様で退避しようとしたらしい。
浴室へ入った時の挨拶といい、人の動きを読んでいるらしく、随分人慣れしているではないか?棲みついているのだろうか?
それにしてもエサは何を食べているのだろうか?などと余計な心配をしてみた。
その5.バスマットを何とかして欲しい
脱衣室の入り口でスリッパを脱ぎ中へ入ったが、浴室入口に置かれているバスマットがかなり汚く泥も付着していたので、スリッパを履いて入る事にし、バスマットの上で脱いで浴室へ入った。
ところが入浴後、虫から退散して慌てて浴室を飛び出したため、脱いだスリッパが上手く履けず、汚れたバスマットの上に、浴後の素足で着地してしまう・・
お願いだからバスマットは綺麗なのに変えて欲しい。
冒頭からマイナー面を述べさせて貰ったが、
100年前から続く宿には、昭和が色濃く残る玄関口が在り、骨董品や巡業に来ていたお相撲さんの手形等、珍しい物が並ぶ。玄関に掛けられた札には「薫酒入門歓迎」と書かれ、寺では酒を禁じられるが、宿では歓迎するという意味だそうだ。
渓流沿いの部屋は川音がうるさいくらいにするが、間地かに山の緑も見えロケーションも良く、
館内は古いが、部屋は全くカビ臭さは無く、
トイレ臭があるが、マスクを着用しているので和らぎ、
源泉の加温循環泉とはいえ、男性浴室は源泉に近く、新鮮な炭酸泉らしさが感じられる温泉で、
それに引き換え女性浴室はポリバスで、余りに男女の差が激しく、塩素ではなく循環泉特有の臭い匂いがし、湯面にも汚れの泡が立っているため、すくい取りながら入らねばならず、
ホースから出る冷泉の源泉を浴槽に投入し続けても、負けじと循環加温力が強くちっともぬる湯にもならず、
館内に存在する大岩の横に、茶色に染まった手洗いの蛇口から出る飲泉場があり、口にすると微かに甘みもありサイダーの様だが、余りにも鉄臭い味がし飲めず、
ビジネス食で頼んだが、以外にも岩魚の造りが付いていたが味はイマイチで、それよりアマゴの塩焼きの方が美味しく、コスパから言えば料理は良い方で、
何よりお話し好きのご主人の、宿の歴史をきっかけにした、親族の立派な経歴語りが止まらず、
朝の散歩にと近くの滝を勧めてくれ、森林浴をしながら向かった先がこの辺り一番の観光スポット巌立峡で、三つ滝の迫力が凄くマイナスイオンを浴び、ここは秋の紅葉も美しいという事が解ったが「また、秋においで」と言われた際には、ハアと苦笑いになってしまった。
しかし、渓流釣りが目的の男性には、もしかして良い温泉宿ではないだろうかとも思える。
飛騨小坂(おさか)は滝巡りの町と銘打っており、ハイキングで多くの滝を楽しめそうだ。
また、小坂川は渓流釣りで、日本でも有名な川であるらしく、大和岩魚という巨大岩魚を求めて、全国から釣り人が来るらしい。
下呂温泉にも近いが、この辺りは標高600メートルあるそうで、涼風も吹き避暑地としても良いようで、目の前に山の緑が広がり清流が流れる、自然豊かな冷泉の温泉地であった。
尚、朝六荘は2食付きなら送迎もしてくれるが、飛騨小坂駅からは、本数が少ないが予約制のデマンドバスが走っており、翌日はひめしゃがの湯からこのバスを利用して帰った。
飛騨小坂駅周辺には何も店がないが、2駅隣の飛騨萩原駅には、天領という日本酒の蔵元があり、朝市も行われていたりする。
19.夏向き温泉北上中~炭酸冷泉露天風呂の気持ち良さ
㊶岐阜・下島温泉ひめしゃがの湯は、湯屋温泉などと共にこの辺りに多い炭酸冷鉱泉の日帰り施設で、水曜定休、10時半から21時、800円。
飲める冷鉱泉が売りで、入り口には立派な飲泉所がある。口に含むと僅かに甘く、鉄味が無ければ丸きりサイダーそのものだ。
浴場は広く、小さな源泉の内湯、源泉加温循環?一部掛け流しの大きな内湯、源泉露天風呂があり、以外にもサウナやジャグジー、真水の塩素臭い循環露天風呂、薬草風呂がある。
源泉は22℃で、夏場なら浸かる時少し冷や冷やするので、ゆっくり浸かって行く感じ。
炭酸泉は軽くて爽やかで夏場には持って来いの泉質である。
広い加温浴槽は38~39℃程の加温であるため暑くはならず、冷泉との交互浴には余りならないが、この温泉だけでゆっくり浸かっていられる気持ち良さがある。
僅かに掛け流しも見られ、温泉成分がアート的に固着している濃厚源泉の加温泉で、有馬温泉金泉ほど赤くは無いが、近い味噌汁色をしている。
浴室に湯気が立たないので、のぼせず幾らでも浸かっていられる、一番人気の湯船で、源泉の冷泉に入る人は少ないようだった。
ひめしゃがの湯の特徴として、源泉冷泉の露天風呂がある。
すっごく気持ちいい~!やはり内湯の冷泉というものは冷たく感じるが、夏場の露天風呂の冷泉は、何とも気持ち良いものであるという事を改めて感じる。
しかし、アブがブンブン。猛スピードで飛び交っている。
いくら温泉が気持ち良くても、アブに刺されてしまっては取り返しがつかないので、追い払うのに必死。
という事でゆっくり入って居られなかった―。内湯の源泉には1時間以上入って居て、最後にもう一度だけ露天風呂に飛び込み上がった。
この前に従業員さんが、アブスプレーを噴射してくれていたので、かなり効果有り、このスプレーを持って露天風呂に入れば、かなりアブは近寄って来ないという事が解った。
でも、ひめしゃがの湯の常連さんは露天風呂へも行かず、ひたすら加温源泉に浸かって居る方が多く、冷泉はお好みでは無い様子。空き時間帯は昼前で、1人で大浴場を利用していた。
付属のレストランでは鉱泉を使った料理が食べられ、鉱泉粥は仄かに黄色く、仄かに甘みを感じ美味しかった。
また、鉱泉は持ち帰りができ、自宅で料理に使う人も多いそう。
観光スポットとして、徒歩でも行ける巌立峡があり、三つ滝はかなりの迫力。
飛騨小坂のこの辺りは標高が600メートルあり、涼風が吹く森林浴は避暑にピッタリで、更に冷泉に入ればサッパリの、夏場にドンピシャの温泉スポットでした。
18.夏向き温泉北上中~山梨の秘境にあったラジウム冷泉
㊵山梨・増冨ラジウム温泉郷
世界屈指のラジウム温泉とうたわれている様ですが、成分表示によると五頭温泉郷よりはるかにラドンが少なかったり、増冨の湯では全くラドンの記載がなかったりで、実際はどうなのか私には良く解りません。
泉温が26~27℃程有り、メタケイ酸も多く含まれているため、冷泉であっても鉱泉では無く温泉になるという事だけは理解しました。
さて、その増冨温泉郷には旅館が3軒と、民宿風の宿が2軒と、日帰り入浴施設が1軒在り、今回は津金楼という宿に宿泊してみました。
結果的に言うと、温泉はとても気持ちの良いものでした。
それは後で入った日帰り入浴施設・増冨の湯と比べての感想ですが、やはり源泉かけ流しの令泉で、しかも湧出場所から近いためのフレッシュさを感じられる浴感や、温泉の色、そして加温浴槽も源泉100%であった事などから、とても温泉の質の良さを感じました。
また、宿としては川沿いにあり河鹿蛙の鳴き声が聞こえ、風流さを感じられた事や、宿泊客が少なく静かに湯に浸かれ、湯治宿として昼間などのんびりとこの温泉に浸かれたら、さぞかし良いだろうなと思わせる展望浴室でもありました。
この宿の泉質はナトリウム-塩化物泉で、ラドンは6.4マッヘ、メタケイ酸158㎎、ホウ酸228㎎、二酸化炭素も809㎎有る温泉で、薄濁りの湯は透明感ある黄色っぽい黄土色が、陽に輝いて綺麗でした。
加温浴槽の湯の色は黒っぽい深緑となり、湯面には細かい湯華か油膜が浮き、42℃に加温された温泉は溜まり湯状態ではあるのですが、温泉として気持ち良く感じられ、湯温が下がると自動的にボイラーが稼働する様で、15分程ボォーンと煩い音がしていました。
この加温源泉浴槽と源泉の冷泉浴槽との交互浴が、夏は非常に気持ちの良いものでした。
やはり夏は炭酸が多く含まれている温泉であるという事も、爽やかな心地良さににつながるのですね。
体感的には27~28℃の冷泉は、浸かる際に少しだけ冷っと感じる程度で、駒の湯山荘の内湯の冷泉と同じ様な体感温度で、比較的入り易くもありました。
浸かっている時の気持ち良さからついつい長湯になりましたが、冷泉であってもそこはラジウムを含むナトリウム泉という事で、上がった後は身体がポカポカでした。
溶存物質1万を超える濃度で、源泉投入口は入之波温泉の様なヒダができ、湯船の淵はこんもりと析出物で固まり、所々は緑色となっていたりで、濃厚さが伺える温泉でした。
実は浴槽内はタイル造りでしたが、元の色が薄いピンク?なのかどうかも解らないくらい、温泉の成分で変色していました。
この温泉が冷泉でなければ浴室は湯気で籠り、とても夏は入って居られ無い様な状態になるかと思うのですが、加温浴槽は有るとは言っても、そこは冷泉メインの浴室なので湯気は全く無く、夏季にはベストな浴室でもありました。
外は熱いだろうな~と緑を眺めながら、ぼんやりと浸かるには最高の温泉でした。
私には暑いイメージがあった山梨ですが、此処は標高も高く、涼しいのに驚きました。
また韮崎駅よりバスで1時間、山村を幾つも過ぎ山を越え、ドン付きにある温泉郷は秘境温泉とも言えるくらいでした。
増冨ラジウム温泉郷では、それぞれの宿や施設が自家源泉を持っており、温泉成分が幾らか異なるので、是非他の宿にも宿泊してみたいと思いました。
ちなみに日帰り施設の増冨の湯は、有馬温泉の金泉に近い味噌汁の様な色で、大浴場の中には、25℃源泉の寝湯に近い浴槽の他、加温された30℃、35℃、37℃の各浴槽の他、塩素臭がするラジウム鉱石風呂も備えられていました。
朝10時~17時18時の営業で、入浴料は830円。食堂も備えられています。
観光スポットとしては、明野の向日葵が咲き出して来ており、8月に入ってからが見頃かと思います。
17.yottusan様!お久しぶりです
コロナから避難されていらっしゃるようでしたので、温泉報告聞けて嬉しいです。
高峰温泉の露天風呂、自然と一体になって入られたのですね。風景が目に浮かびます。
お天気により直ぐ閉鎖されてしまうので、入れるとラッキー!
高峰温泉は色々体験コーナーがあったり、翌日も、散策後にも温泉に入れて貰えるので、丸1日ゆっくり過ごす事ができるのが良いですよね。
奥蓼科の温泉はやたらと冷たすぎるので、yottusan様にはお気に召さなかったかもですね。
ぬるゆがお好きだったのですねー
栃尾又温泉の自在館や、五頭温泉郷出湯温泉の清廣館、どちらもぬるめのラジウム温泉ですし、私はまだ行ってませんが貝掛温泉もぬるゆで有名ですよね。
祖谷温泉の露天風呂は行かれましたでしょうか?あそこでしか味わえない泉質の露天風呂は最高ですね。
暑い時期、岐阜の湯谷温泉泉岳館は行かれましたでしょうか?
私も是非とも冷泉にと思い、近くの日帰り入浴施設(ひめしゃがの湯)へ行きたいと思っています。
他に、秘湯を守る会の宿は在りませんが、山梨の湯村温泉郷、40℃程の自家源泉の湯はとても柔らかく気持ちいいです。年間通じて入れるので、いつか是非訪れてみて頂ければと思います。
yottusan様ご夫妻へ。私の勝手なお勧め宿。
・山歩きを少しされるのなら、手白沢温泉!(八丁湯へ宿泊し、送迎バス利用すれば徒歩30~40分程で行く事が可能です)
・尾瀬散策と合わせて井筒屋旅館。
・秋田方面へ行かれる事があれば、強首温泉樅峰苑(秋田空港からの送迎あり)と岩倉温泉。
・函館方面へ行かれる事があれば銀婚湯。
・鹿児島、吹上温泉みどり荘。
・大分、寒の地獄温泉。
・山形、羽根沢温泉松葉荘。
・肘折温泉の若松屋村井六助は、幸の湯という泡付きのぬるゆ(貸し切り)を持ち、宿も快適です。日帰り入浴でも利用できます。
これらの宿は接客、料理含めて好感度の宿ですので、ご参考にして頂ければ幸いですが、もう行かれていらっしゃるかも知れませんね。
感染にとても注意されていらっしゃったのに、今のコロナって全く何処で感染したのかも解らなくても、感染したりしているのですね~嫌だなあ。軽症というのだけが救いですけど・・
どうかお大事になさって下さいませ。
またお元気になられたら、温泉レポ楽しみにしています。
画像1.2手白沢温泉 3.強首温泉樅峰苑
16.ご無沙汰しております。
7月12日、13日高峰温泉と唐沢鉱泉で涼んで来ました。
雨予報が気になる旅程でしたが道中降られることもなく恵まれました。
高峰温泉の雲上の小さな露天風呂は季節的には今頃が一番と思われます。
平地と比べて概ね10℃程気温の低い現地で雨雲の下に小諸市街を俯瞰
しながら近づく遠雷はスリリングでぽつぽつと雨粒が落ちてきた時点で
危険を感じて早々に退去しました。
その後落雷注意報が発令されて入浴中止となりました。
翌日の唐沢鉱泉は季節がら個人的には温かめは熱く、温めが適温で
長湯が出来て大変気持ちが良かったです。
冷泉のかけ湯は近寄るだけで冷気を感じ近づきませんでした。
帰宅後違和感を感じ診察を受けたところ予想外のコロナ感染でした。
感染時期は医師曰く旅行初期とのこと。
基本的な感染予防は実行してましたが現在の感染力には対応出来ずの
感染で皆様も十二分にご注意下さい。
15.夏向き温泉北上中~長野の夏向き露天風呂
㊲白骨温泉泡の湯の混浴露天風呂
超有名な泡の湯の露天風呂は、源泉温度が37℃程。どうしても冬場はぬるく寒く感じ、長くは浸かって居られませんでしたので、やはり夏向きかと思います。
内湯も37℃源泉のぬるゆ浴槽が在り、泡の湯の内湯の気持ち良さは定評があるところですので、春~秋シーズンには是非訪れたい温泉ですね。
㊳加賀井一陽館の混浴露天風呂
同じくこちらも露天風呂の方が有名ですが、39℃源泉を露天風呂に掛け流しているため、どうしても湯口以外の場所ではかなりぬるく、しかも投入口がある方の湯船には男性が陣取っているので、バスタオル巻き(もしくは湯浴み着)の女性は、空いている更にぬるい方の湯船に入る事になります。
なのでやはり湯温的に夏向き露天風呂かなあと思います。濡れたままで内湯の更衣室まで移動するのも寒かったし。
私的にはこの温泉も内湯の湯が好きで、露天風呂とは別源泉の41℃の湯はとても極上湯であり、チョロチョロと源泉が弛む事なく流れ出す音を聴きながら、静かにぬるめの湯に浸かっていると、眠気を催す心地良さで癒されます。
画像1.2泡の湯 3.加賀井一陽館
14.夏向き温泉北上中~高峰温泉と毒沢鉱泉
㊱長野・高峰温泉
雲上の露天風呂で有名な高峰温泉の内湯には、冷泉と感じた(冬だったし)源泉浴槽と源泉の加温浴槽が並び、交互浴が気持ち良かったのを覚えています。
改めて湯温を調べたら38℃源泉と40℃の加温源泉だったようです。
だからかぁ凄く入り易く、冬場に於いても気持ち良く感じたのはと思いました。
夏でも宿の標高が高いので、おそらく涼しいかと思います。
1人泊は閑散期しか受け入れて貰えずでしたが、冬の晴れ間に当たり、雲上の小さな露天風呂にも入れましたが、風で着替えが物凄く寒かったのを覚えています。
日帰り入浴は、年間通じて内湯にしか入れませんが、展望風呂でもあり気持ち良い内湯だと思います。
㊲長野・毒沢鉱泉
こちらの冷泉は源泉温度が何と2℃。寒の地獄より冷たいではあーりませんか。
非常に入りにくい冷泉と言えます。
この小さい源泉浴槽は、チョロチョロと源泉が投入されており、溢れだしは全く無く溜まり湯状態。なので入浴客の体温で温められて、実際の体感温度はそこまでは冷たくは無かった様に思いますが、でも冷たかった。
確かに冷たく、首まで浸かったのだったかどうかは記憶に無いのですが、それよりも溜まり湯が嫌だった事ばかりを覚えています。
画像1.2高峰温泉 3.毒沢鉱泉
13.夏向き温泉北上中~北八ヶ岳の温泉
㉞長野・稲子湯温泉
北八ヶ岳山麓にあるレトロな稲子湯旅館には、二酸化炭素・硫黄冷鉱泉というコラボな鉱泉が湧いており、42℃~43℃程にガンガン加温循環させているので(こんなに温めてくれなくてもと思う位)お陰で、源泉の冷泉をジャンジャン投入できるのです。
赤いバルブを捻ると、太めの管からドバドバと冷泉の源泉が出て来ます。
直ぐにぬるめのお湯になり、個人の好みにするのは自由に、アッと言う間ですが、1人で貸し切りという訳では無いので、そこはちょっと他の方の事も考えての湯温に抑えましたが、本当はもっとドカドカ源泉投入した温泉に浸かりたかったかも。
基本的に加温循環の温泉なので通年可能なのですが、やはり夏季である程、源泉投入率が高いという事で、勝手に夏向きとさせて頂きました。
ご主人の接客はとても温かみがあるし、料理は美味しいし、レトロな雰囲気の宿も良いし、ただトイレ臭が廊下を充満し・・これだけがキツイ。
日帰り入浴なら、外にあるトイレを使った方が良いかもです。
㉟軽登山で行く八ヶ岳本沢温泉
日本最高所2150メートルにある露天風呂と銘うった硫黄泉は、山の中腹から湧き出ており、風景的には最高所といった感じがしないが、山の崖にあり、宿からはもう一踏ん張り登山しなければ到達できない温泉である。
この本沢温泉名物の露天風呂は小さく、混浴であるが全く脱衣場というものが無く、崖から落ちない様に注意しながら、湯船の端でどうにか脱衣し、湯船に入る事になる。
湯船にはどなたか、ほとんど男性が既に入っておられるが、そこはもう折角来たのだから思い切って入るしかない。
白濁硫黄の湯船は底が見えないが、思ったより深かったので、背の低い私の様な方は心掛けて入って下さい。
勿論水着を着ておいてから入浴すれば良いのだけれど、水着のままで宿に入るわけにはいかないので、結局は此処で着替えなければならない事になる。
湯は適温だったのだが、上がる時は非常に寒い中、着替えなければならなかったので、やはり夏向きの温泉と言えるだろう。
本沢温泉にはマイナーだが内湯が有る。私がとっても気に入ったのはこの内湯の温泉。
長湯温泉の様な、ナトリウムの香りがし、油膜が貼る濃厚な温泉で、泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・炭酸水素塩泉。
露天風呂とは対照的に、暗い湯小屋で木の湯舟の蓋を開け、この濃厚な温泉にひっそりと浸かる。
何と言ったらいいのだろう。泉質の良さがとても印象に残った温泉で、この温泉に入るために再訪したくらいの温泉なのだ。
冬季はこの温泉の源泉口の上に湯小屋を作り(石楠花の湯)、夏季は引湯して冷まし適温で入れる様にと、宿の中に内湯を造ってある(こけももの湯)なので、年間通してこの温泉には入れるが、冬山登山のできる方という事になる。
画像1.稲子湯 2.本沢温泉露天風呂 3.本沢温泉内湯
12.夏向き温泉北上中~奥蓼科温泉郷
㉜長野・奥蓼科温泉郷、渋辰野館の冷泉は非常に冷たく感じる。
夏でも気温が低く、更に訪れた日はお天気が良く無かったからかも知れないし、何より源泉温度が20℃と低い。
私的には25度程の冷泉なら何とか浸かり、更に気持ち良さも感じられるのだが、20℃となるとかなり冷たい。浸かるのにも本当に勇気が要った。首まで浸かったかどうかは定かでは無い。
どころか、硫黄源泉の加温槽に浸かり、これでいいやという気持ちになった様にも思う。
夏の蓼科で「冷やしたい」と思われる方、どーぞ。
㉝唐沢鉱泉
宿から少しだけ離れた所にある源泉の湧出地が、透明な淡いブルーの、クールで神秘的な池の様で綺麗。女将さんからこれを見に行く様に勧められる。
この源泉を見てから温泉に入る。浴室全体が木造の温室の様な雰囲気。
10℃の源泉を加温した温めの浴槽と、温かく加温した浴槽があり、冷泉はかけ湯と、打たせ湯として在るが、10℃の冷泉は無理でした。
ちなみに渋辰野館といい、まだ行ってませんが明治旅館といい、奥蓼科の鉱泉を何故か打たせ湯として、浴室に利用している所が多いようですが・・冷たい。
冬季休業の宿です。館内はドライフラワーが多く飾られ、宿の周りは散策でき、秋には落葉松の紅葉が素敵です。
送迎もしてくれ、途中の道で見かけたドウダンツツジの真っ赤さが、目に焼き付いています。田舎とか山の方で見る植物は、何故あんなに色が鮮やかなのだろうかといつも思います。
空気が澄んでいるからなのかな?
画像1.2渋辰野館 3.唐沢鉱泉の源泉
11.夏向き温泉北上中~足元湧出、唯一無二の極上絶品冷泉
㉛長野・奥蓼科温泉、郷渋御殿湯の長寿の湯
渋御殿湯は浴場が2か所に分かれ、それぞれに冷泉の源泉浴槽と加温循環の浴槽が設置されていますが、特筆すべきは男性浴場(東の湯)にだけしか無い、唯一無二の足元湧出の硫黄冷泉、長寿の湯。
渋の湯源泉が27℃に比べ、この長寿の湯と命名された冷泉浴槽は31℃で入りやすくもあり、しかも浸かるとジャグジー冷泉。
柔らかく泡付きの源泉が床下全面から湧き上り、さながらとろけるサイダー瓶となり、いつまでも上がれません。イヤ、上がりたくない。離れたくない。ずっと浸かっていたい。
と思わせるこの冷泉に、女性でも入る事は可能です!
私が考えた方法は2つ。1つは宿泊して男性が入って居ない時間帯を狙う。
これは挑戦しましたが、食事時間等という甘い考えは無理でした。
そうなると後は、チェックアウト時を狙うしかないと考え、チェックアウト前~日帰り入浴客が来る迄の間。この間で長寿の湯に入りたいと、予めご主人に頼んで於いて、長寿の湯に入浴達成できたのです。
もう1つは、日帰り入浴で訪れ、2000円の休憩付きプランを申し込みます。
予めご主人に、どうしても長寿の湯に入りたい事を伝えます。そうすれば男性が居無くなった瞬間に声をかけて貰い、入らせて貰う事ができます。
但し、男性浴室なので、いつ男性が訪れるかも解らないし、待たせる訳にもいきませんので、どちらにしても、心ゆくまでという訳にはいきませんでしたが、何としてでも女性にも入って貰いたい、極上絶品冷泉なのです。
画像1.2渋長寿の湯 3.渋御殿湯(いずれも男性浴室)
10.夏向き温泉北上中~冷泉が多い山梨県
㉗冷泉と言えばの下部温泉
混浴の冷泉で有名な源泉館へ数年前に行きました。
そこは広い岩風呂で、一人旅の私は隅の方で小さくなって入って居ました。
というのも、多分そこが源泉湧出口なのだろうと思える場所には男女5,6人の中~高齢者のグループさんが陣取っておられたので、離れた場所でつまらなく浸かって居たので、余り良い感じがし無く、従って温泉がどんなだったかは全く印象に御座いません。
下部温泉郷にはいくつかの温泉施設があるので、好みの温泉施設を探して行かれるのが良いかと思います。私は今度は、タイル風呂を持つ下部温泉湯元ホテルに行ってみようと思っています。
ちなみに「湯元」と言う名が付いた温泉施設がどこにでもありますが、
「湯元」と名乗れるのはそれなりに、湯元であるからだそうです。それを知ってから、割と安心して湯元が付いた施設を信じられる様になりましたー。
㉘裂石温泉雲峰荘
秘湯を守る会の低価格層の宿であり、内湯には冷泉の源泉風呂と、加温循環風呂があり、他には混浴の加温露天風呂があります。
女性浴室の冷泉風呂は小さいですが、男性浴場の冷泉は岩風呂で大きく、やはり気持ち良さも違います。翌朝には男女交替となります。
露天風呂はぬる湯で、春~秋は楽しめると思いますが、循環なのでどうしても温泉自体の気持ち良さには、欠けてしまう様に感じましたが。
近くには「大菩薩の湯」という日帰り入浴施設があり、そちらは30、3℃、ph.10.5という高アルカリの冷泉が楽しめる様です。いいなぁ~行ってみたいなあと思っています。
㉙佐野川温泉
内湯では源泉の冷泉との交互浴ができます。硫黄泉の冷泉というのが嬉しいですね。
更にその加温源泉が、露天風呂へと流れて行っているので、2つある露天風呂はかなりぬるく、新鮮さも失われてしまっていますが。
㉚岩下温泉岩下旅館
山梨では冷泉で有名ですね。周りには葡萄畑や住宅街等がある道を入って行きます。
レトロ感ある浴場でもあり、更衣室にはレトロ感が残り、ガラス障子に描かれた猫の絵が印象的です。内湯はレトロタイル風呂で、加温浴槽があります。
メインの冷泉(霊泉)浴場は半地下にあり、ひんやりとした空気感が漂う、静かに入る冷泉です。男女浴室が分かれているので入りやすいです。
画像1.2岩下温泉 3.佐野川温泉
9.夏向き温泉北上中~夏と言えばの駒の湯山荘
㉔夏の温泉と言って、一番先に思い浮かぶのが、駒の湯山荘
皆さんも良くご存知の冷泉で、何といっても一番気持ち良いのが、川沿いの混浴露天風呂。
数ある冷泉浴槽の横には、加温源泉をセルフ投入できる浴槽があり、交互浴が行える様になっている。
浴後のお肌はしっとりし、アトピーにも効果的面の夏温泉。
夏になると、絶対行きたくなる温泉のひとつです。
㉕栃尾又温泉
駒の湯山荘に行く手前にある栃尾又温泉。37℃ぬる湯のラジウム泉で有名ですね。
うえの湯、したの湯、おくの湯という3つの浴槽が在り、それぞれの浴槽には40℃の上がり湯が付いています。
3軒の宿(宝厳堂、神風館、自在館)が共同で、同じ浴槽を使うという珍しい温泉です。
日帰り入浴しかした事が無いので、今度宿泊してじっくりと温泉を楽しみたいと思っています。
㉖蓮華温泉・蓮華ロッジ
夏向きというか、冬季閉鎖の温泉。
大自然の中に点在する露天風呂は、ぬる湯もあり湯温や泉質が違う。
宿泊者は登山客ばかりで、食事は合宿の様な長テーブルで、食事内容も貧祖で、大鍋から各自味噌汁を、奪いあいの様にしてすくう様が、温泉目当てだけに泊まった客としては、食欲さえ失うので、日帰り入浴できるのならそれで良い。
宿泊すると満天の星空、流れ星、天の川がベンチに寝転びながら見られるし、探検気分で夜の露天風呂へ向かうのも良いかも知れない。
画像は蓮華温泉
8.夏向き温泉北上中~ぬる湯の共同浴場でトドる夏
㉓新潟・五頭温泉郷出湯温泉華報寺共同浴場
レトロタイル風呂でも紹介させて頂いたのですが、源泉湯温38、8℃の単純アルカリ泉ですが、硫黄の香りを持ち、泡付きもあり、ラジウム泉でもあるという、とても柔らかいぬるゆの名湯が、お寺の境内に湧いています。
鄙びた湯小屋に、まさかこんな美しい浴槽が・・そして極上湯が・といった驚きの温泉です。しかも年中無休、早朝から開いている共同湯です。
大理石に囲まれた正方形の、タイル風呂の中央の湯底から投入される源泉は、湯面に盛り上がり、浸かっているとそれが波の様にフワフワと押し寄せて来て、ずっとずっといつまででも入っていられる、とっても優しいぬる湯です。
もう1箇所、隅の岩の上には弘法大師様が奉られ、その岩肌を縫って源泉が注がれており、それはペットボトルで持ち帰りやすい様に、工夫されていました。
2か所から投入されている源泉は、湯面を揺らしながら溢れ続け・・
そうだ!トドろう 誰も居なくなった合間に、明るく静かな浴場で束の間、トド寝を楽しみました。
浴槽は大きいので、トドれる場所は数か所ありますが、ぬる湯で浴場が広いため、トドるとなればおそらく初夏~初秋あたりの間かと思われます。
温泉自体は冬でも入れますが、上がる時や早朝入る時は少し寒く感じるので、
気持ち良く入れ、しかもトドれるとなれば夏向き温泉かなあ~。
7.夏向き温泉北上中~新潟・珍生館の源泉風呂
㉒レトロタイル風呂のトピで挙げさせて貰った、出湯温泉珍生館。
こちらの源泉は36℃という不感温度の温泉のため、普通は加温かけ流しにしているのですが、中には「源泉のままで」とリクエストする常連さんもいらっしゃるようで、私も是非とも36℃源泉の湯に入りたいと申し出てみました。
珍生館の浴室は2つあり、1階が狭く暗い浴室にある小さな浴槽で、2階が広めで明るいタイル浴槽。2階の浴室は、宿泊日当日利用し、1階の浴室は翌朝利用となります。
2つある内の1つの浴槽を、源泉のままで入れる様にして欲しかったのですが、配管が1本のため加温か源泉のままか、どちらか一方しか出せないという事で、アララ残念。
それで無理をお願いして、2階の加温源泉を出し始める迄の時間帯に、1階浴室で源泉風呂に入らせて貰いました。
感想としては、泡付きも多く、狭い室内に籠った湯気でラジウム泉の匂いというものが感じられた様に思います。
そして何よりこの湯温が、まるで羊水に漂っているかの様な感じで、眠気に誘われます。
浴室が狭い分湯気が籠り、細長く狭い浴槽からは源泉が、たゆまなく溢れ去って行きます。
交互浴というのはできませんが、源泉だけで上がっても、湯上りはスッキリし、その後ポカポカとしました。さすが高濃度ラジウム泉です。
夏場なら2階の浴室でも、源泉だけで大丈夫なのではとも思いましたが、、
尚、温泉は宿泊のみでの利用になります。
画像1.1階の浴槽 2.2階の浴槽
6.夏向き温泉北上中~ヌルヌル冷泉・榊原温泉
㉑超暑いので冷泉を求めて、三重県にある湯元榊原館へ。
日帰り入浴専門施設・湯の庄も、玄関口は違えど同じ榊原館の浴場を使用しており、宿泊中も9時~20時の間は、日帰り客と共同利用になります。
31.2℃の源泉かけ流し浴槽と加温源泉・半循環掛け流しの大浴槽、同じく露天風呂が各浴場にあり、日替わりで男女の浴場が入れ替わります。
目当ては勿論源泉かけ流しの冷泉。これが何とも気持ち良かった~!
浸かる時に冷っとする程度の冷泉で、浸かると超ヌルヌル。優しく玉子臭が香り、泡が付かないかと思いきや、微泡ベールに包まれていました。
31.2℃の冷泉となっていますが、連日の暑さで冷泉浴槽には次から次へと人が入り、体感的には33~34度といった感じの冷泉となり、この温度は駒の湯山荘の混浴露天風呂と同じく、いつまででも入っていたい気持ち良さ。
冷泉浴槽は、10人は入れる広さの楕円形湯船で、中央にある石臼の様な容の石から源泉が不規則的に湧出し続け、湯船から溢れ出て行きます。
このむらさきと言う浴場の、冷泉浴槽の真下から源泉が湧出しているとの事で、ポンプアップはしているけれど、かなり浅い部分からの湧出だそうです。なので、一番新鮮な源泉が味わえるのが1階にある源泉浴槽で、だから泡付きも香りも強かったのでしょう。
日替わりで、翌朝2階のもえぎ浴場の冷泉に入った時は、泡が付かず。たった10m程の違いでしたが、変わるものですね。
こちらの冷泉湯船は正方形で、源泉投入口は神棚になっていました。
どちらもヌルヌル感は同じで、ph9.0台とは思えないヌルツキ。そして単純アルカリ泉とは思えない位の硫黄の香り。これにはとても感激でした。
一方、加温浴槽の方は大変広く40℃~41℃程の加温源泉が、こちらも同じく中央の石臼容から投入され、少しずつ溢れ出ています。
半露天風呂には、ドバドバ投入される加温源泉と冷泉の湯滝が用いられ、樽には冷泉のかけ湯も用意されていました。
この2つの浴槽は半循環ではありますが、塩素臭は全く無く、塩素を用いない方法で殺菌し循環しているそうです。
そして毎日23時から全浴槽の湯を抜き清掃されているとの事で、浴槽自体の気持ち良さ・快適さは、その清潔さから来るものかと思います。
また、カランやシャワーも温泉が用いられているのが、ヌルツキですぐ解りました。
入浴のほとんどを源泉の冷泉に浸かり、たまに加温泉に入るといった風でした。
朝6時からは生まれたての冷泉に入り、素泊まりなので8時頃から日帰り入浴の方が来られる9時までは、広い浴場にたった1人で交互浴を満喫。
こうしてこの熱い時期、滞在時間のほとんどを浴室で過ごしておりました~
避暑、避暑、避暑にうって受けの、とっても気持ち良い榊原温泉で御座います。
浴場入り口には飲泉所があり「是非飲んで下さい」と女将さんからも勧められ、ほのかに玉子味がする源泉を浴前後に頂きました。
電話予約でなら、素泊まり1人泊8950円という料金で、ビジネスホテルのシングルルームの様な部屋に泊まれます。4室だけそういった部屋があるそうです。
三重県はお隣なので、私的には旅情が感じられませんでしたが、田舎風景の中にあり、宿の裏の川では蛍も飛んでいたそうです。
近鉄線の榊原温泉口駅から送迎もあります。
皆様もこの激夏、どうぞ気持ち良くお過ごし下さいませ。
5.夏向き温泉北上中~大阪にある鉱泉小屋
⑳大阪府豊能郡能勢町にある山空海温泉
能勢の道の駅近くの川沿いに、ポツンと鉱泉小屋が建っており、屋根には大きな赤い温泉マークが目立ちます。
駐車場からは川沿いに少し歩くと、人の気配を感じるテーブルやプレハブなどが無造作にあり、御主人?管理人❓的な男性がおり、料金800円を支払います。源泉の事を尋ねようとしたら怒り出されたので聞けませんでした。温泉表示もありません。
一番奥が湯小屋で、狭い脱衣所、浴室も大きくは無く、ポリバスでは無くコンクリート造りの浴槽に白いペンキが塗られた、ツルンとした感じの横長の浴槽が、窓辺に沿って2つ並んでいました。
手前の浴槽には加温源泉がセルフで投入できるホースがあり、奥の小さい方の湯船は更にぬるくなっていました(32~36℃というアバウト表示)
こちらのぬるい方の湯船に何人かが浸かっており、何だか溜まり湯みたいで嫌だったので、横の浴槽に入り加温源泉を出させて貰いましたが、出していいものやら何だか気が引けました。
常に出っ放しの温泉ならいいんだけど、どうもセルフでという温泉は、ボイラー代の事を気にかけてしまい遠慮がちになってしまいます。
玉子臭もあり、泡もポツポツと付いたと思います。1人でこちらの浴槽に浸かり、ぬるい方の湯船には浸からなかったのですが、もしかしたらぬるめの湯船には、加温していない源泉が投入されていたのかも知れません。
初めて行く人の多い日帰り施設は、常連さんの暗黙入浴ルールみたいなものがあったりして、どうも入りにくいです。
私が行ったのは昨年の初秋だったのですが、浴室の隅にもう1つ小さなステンレス浴槽(湯船とは思いにくい)が在り、手を入れてみましたがかなり冷たかったのでそれで終わってしまいました。それが18℃の源泉浴槽だったのですね。でも1人浸かれるかどうか位の小さな物でしたけれど・・
今になって取り上げたのは、夏季限定でその源泉浴槽との交互浴ができるかも?と思った訳です。
もしセルフで源泉の冷泉も投入できるのなら、夏はかなり気持ち良く過ごせるのではと思います。
但し、結構人が多いです。日・祝のみ8時オープンですが既に何人かは居ました。周りは田舎感あっても、そこを抜け出ると市内ですので人は多いですね。
木・金定休日、平日は10時オープン。
4.夏向き温泉北上中~35℃源泉かけ流し灘温泉
⑲灘温泉水道筋店・六甲道店
銭湯ですが、源泉かけ流し(加温・加水・循環濾過無)35℃の浴槽が在り、浸かったら瞬間で全身ビッシリ泡付きまくり、これにはビックリでした。
体温より少しだけ低い程度なので冷たさは感じず浸かれ、泡ほわのとても柔らかい湯は、気持ち良すぎて上がれない事に困りました。
四角い大きくはない浴槽に、めざしの様にあちら側とこちら側(脚と脚を向かい合わせて)最大数入浴できるよう交互に綺麗に並んで詰めて入ると、脚を伸ばせて入れます。初めこの暗黙のルールが解らなくて、皆さん縦並びなのに1人横向きで入ったりしてお邪魔してしまいました。
行ったのは6月中旬でしたが、35℃では身体が冷えて来ないので、幾らでも浸かってしまう訳ですが、ふと見ると壁には色々注意書きマナーが述べられていましたので、気を付けたいと思います。
思う存分ゆっくり浸かって入たい場合は、空き時間を狙って行く事が必要かと思います。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、35℃源泉浴槽の横には加温循環浴槽、温め加温循環の露天風呂やその他スーパー銭湯と同じ類の風呂が一式備えられています。
これからの季節もっと冷泉に入りたいと思えば、六甲山麓の伏流水20℃水風呂があり、気持ち良かったですが全身浴は無理でした。
最後は源泉浴槽に入りそのまま上がりましたが、この季節上がってからもサッパリし、汗をかく事なく六甲駅まで歩けました。
水道筋店の近くには都賀川が流れ、サンドイッチ屋さんの角を曲がり、水道筋商店街入り口にあたる所にあります。
創業昭和13年。営業時間5時~深夜0時(受付23時15分迄)不定休。
入浴料450円。ボディソープとリンスインシャンプーは有りますが、ドライヤーは有料。休憩スペース有り。
・六甲道店は、震災後掘削。営業時間6時~深夜1時(受付0時15分迄)不定休。
*山里の湯、連絡つきました*
通年営業、毎火・水曜日定休。営業時間9時~17時。この間に℡0973-79-2516
素泊まりは木曜泊~月曜日泊。春は登山客が多いそうです。
3.夏向き温泉北上中 岡山~徳島~和歌山
岡山県へ
⑮般若寺温泉
要予約の貸し切り温泉。湯小屋の内湯と川沿いの露天風呂が在り、露天風呂は夏季限定。
自然に溶け込んだ温泉は雰囲気抜群。石段を降り辿り着く宿から、更に少し下ると、川沿いに鄙びた湯小屋が見えている。
内湯は、岩の壁に石造りの湯船。窓からは山が覗き、ぬるめの透明湯が掛け流されている。
露天風呂は細長く小さく、湯小屋にへばり付く様に在り、川へも手が届きそう。
四季の移ろいと共に楽しみたい温泉だ。
⑯郷緑温泉郷緑館
周りは田んぼに畑に墓という、岡山の田舎風景の中に、立派な石垣がぽつんと目立つ郷緑館。
数百匹のスッポンが飼われている水槽を横目に、宿の暖簾をくぐると、お話好きのご主人と女将さんが迎えてくれる。
温泉は、足元湧出のぬるゆ。湯底の半分が岩盤そのものであり、割れ目から湯が湧き上がる。加温浴槽も有り。
浴室は1つしか無く、予約なしの貸し切り利用となる。
徳島へ
⑰祖谷温泉ホテル祖谷温泉
ケーブルカーで降りて行く露天風呂。この温泉は特別感すら持つ極上湯だ。
ドバドバ、ヌルヌル、泡付き、フワフワ、硫黄の香りと全てが揃い、五感に訴えてくる貴重な絶品湯。
祖谷温泉の四季と共に楽しめる、渓流沿いの温泉ではあるのだが、桜や紅葉の頃では、いくら浸かって居ても温まらず、上がる時がたまらなく寒く、更衣室まで駆け上がらなければならないので、やはりこの温泉は夏向きだろう。
和歌山駅近の冷泉
⑱花山温泉薬師の湯
含有成分20000mg台と言うとてつもない濃厚源泉で、かけ流しの濁り湯であるにもかかわらず、全国的にはメジャーでない花山温泉は、源泉が25度の冷泉のためか?
冷泉は源泉浴槽が1つだけで、他は湯温を違えて、加温源泉かけ流しの内湯が2つと、露天風呂が1つある。
その他には、真湯の湯船やサウナも備えた、日帰り入浴客中心の温泉だが、宿泊もでき、早朝の一番湯では、バリバリと油膜を割って入る。
暑い夏と言えば、此処での交互浴。冷泉に浸かる時は少し勇気が要るが、浸かればその心地よさが病みつきに。
炭酸ガスの圧力で噴出する温泉は見るからにパワー溢れ、加温かけ流しの湯に浸かるだけでも、痛みなどに効果がある。
日帰り入浴でも、JR和歌山駅からの送迎あり。無料休憩室や食堂も有るので1日ゆっくり楽しめ、温泉には出たり入ったりできる。
画像1.般若寺温泉 2.郷緑温泉 3.祖谷温泉
2.夏向き温泉~北上中 島根編
⑩小屋原温泉
この温泉の気持ち良さは、夏向き温泉の中でも私的には、1、2番に浮かぶ温泉である。
こじんまりとした1人~2人用の3つの湯船は、析出物でこってりガチガチとした飴色となり、湯は泡付きが多く油膜さえ見られる絶品湯。
ナトリウム・塩化物泉の源泉は37℃程あるので、春や秋に静かに入るのもお薦め。
宿泊者優先のため、日帰り入浴は断られる事が多い。
⑪千原温泉
足元湧出し気泡が上がる効能豊かな療養泉で、34度の濃厚源泉は見た目の色とは違い、炭酸も含まれ浸かると身体が浮き上がってくる。
人気で人が多いが、じっくり浸かると後でポカポカ。
通年営業(木曜日定休)されており、10月~6月は上り湯も用意されている。
⑫三瓶温泉国民宿舎さんべ荘
三瓶山に湧く温泉はいずれもぬるめであるが、さんべ荘に於いては、いくつかの露天風呂があり、三瓶特有の黄土色のぬるい源泉が掛け流されている。
別に加熱循環の浴槽も用意されている。
⑬頓原温泉頓原ラムネ銀泉
リニューあるされた貸し切り風呂の浴室は、クラッシックな美しいタイルで造られており、その浴槽には笹濁り色の温泉が。見る目だけでもオシャレな温泉である。
15℃の冷泉と40℃の加温源泉の2つの浴槽が在り、加温源泉に浸かりながら、冷泉の源泉はセルフで追加投入できる。
他に一般浴場もあるが、人気は貸し切り風呂で、前もって予約必要。
⑭池田ラジウム鉱泉
ラジウム含有量が物凄い量の冷泉であるが、コロナでずっと休業中。
残念ながら以前として休業されており、再開は未定(不明)だが、一度は訪れてみたい温泉でもある。
画像1.小屋原温泉 2.さんべ荘 3.頓原ラムネ銀泉貸し切り風呂
1.夏向き温泉~北上中 大分編
④七里田温泉
閉鎖、再開情報にも書かせて頂きましたが、2021年1月下旬の地震で湯量が減少し休業されていたのが、4月末より再開になっていますが、今年10月末までの限定営業だそうで、
その後改修に入り、2023年の3月頃をリニューアル予定とされているそうです!
⑤筌ノ口温泉山里の湯
七里田温泉と並ぶ泡アワの湯。私的にはこちらの湯が好みかも知れません。
数年前筌ノ口温泉新清館に泊まり、訪問した時には「素泊まり可能」との張り紙があった為、是非とも宿泊してゆっくり浸かりたいと、コロナ前から何度か電話を入れているのですが、留守電対応でしか無く、現在宿泊できるのかどうかは今もって確認できていません。
観光協会に確かめてみると、火曜日定休で、日帰り入浴は現在(夏季)行われているようです。
人気の温泉で湯船もそれ程は大きくないので、1人で浸かれる事はまず無理かもですが、投入口付近に陣取れればもう上がれない~ でも、何となくその辺り交替するんですよねえ~
➅長湯温泉ラムネ館
縦縞のオシャレで可愛い館は、日帰り専門施設のラムネ館。外観や内装を見ているだけでも楽しく、入ると名前通りの冷泉(露天)と内湯は42℃の源泉。家族風呂にも同じ様に冷泉もあるそうです。
こちらは濁りのラムネですが、長湯温泉の代名詞ともなっているので、訪れた際には是非。
⑦赤川温泉赤川荘
リニューアルされてからは、日帰り入浴専門施設となっています。
白濁の冷泉露天風呂は、新緑や紅葉と相まって美しいのではと・・
宿であった時以来行っておりませんので、現在の浴室情報が解りません。
⑧寒の地獄温泉
13~14℃という冷泉には私は浸かれておりません。チャレンジ精神のある方が入られる様です。加温された内湯の大浴場には、小さな冷泉浴槽も備えられてあるので、そちらでは足湯だけ試してみました。
浴場がリニューアルされてから、雰囲気共にとても良くなっており、薪で焚かれた加温源泉はとても柔らかく、料理もかなり良く、源泉が白い(湯華)小川の様に流れる庭が四季其々に美しく、夏以外にも十分訪れる価値がある、再訪したいと思わせる温泉宿に変身しています。
⑨壁湯温泉旅館福元屋
37~39℃の混浴岩窟露天風呂は、長湯しても優しい温泉。岩の奥の方から源泉が出ていますが、半端無い量が川へ排出されて行きます。
川に手が届く位の位置にある小さな蛍見の湯や、宿のお部屋からは蛍が飛ぶのが見られますよ!なかなか温泉に浸かりながらや、部屋に居乍ら蛍が見られる宿というのは在るものでは無いので。
壁湯露天風呂へは年間通して入れますが、夏季シーズン以外では上がる時に非常に寒いので、やはり夏向き温泉だと思います。
宿泊すると、加温源泉かけ流しの貸し切り湯があります。
こちらも災害で休業されていた様ですが復活され、蛍もめげずに飛び始めたとの事で嬉しいですね。
画像1.寒の地獄温泉の如何にも冷たそうな霊泉 2.大浴場 3.庭